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この子がまだ お腹の中にいた頃

いつも笑顔の

「優しいお母さん」で

いたいと思った。

楽しい毎日を思い描いてお腹をなでた。

だけど、生まれてからはじめて

わかることがあった。

こどもは決して

「わたしの思い通り」には育たない。

眠ることも

食べることも

おむつのことも

しゃべることも

学ぶ速度も

友達との関係も

「おとな」には

理解できないことばかり。

理想とかけ離れた毎日

どなって、怒って、泣いて

感情があふれだす。

そう、優しいだけのお母さんにはなれなかった。

だけどね、どんなに困っても

悩んでも、大変でも

あの子のことが大好きで

心の底から愛しているんだ。

上手くいかないことばかりでも

寝顔にあやまる毎日でも

あなたへの愛は変わらない。

不器用でいい。

理想のお母さんに

なれなくていい。

その不器用さが

「愛情」というのだから。

こどもと一緒に育てばいいんだ。

不器用でいこう。

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