結論から申しますと、
Pygmy School では大人が目を離しても安全に包丁を扱えるようになるのは、3歳です。
もちろん 3歳になったからできるのではなく、経験値が必要で、大人が手を添えて切ることから始まり
お兄ちゃんお姉ちゃんや、いなければ大人の包丁さばきを目にし
やりたい!という主体をもって
毎週必ず 1回は包丁を手にすることが、前提としてあります。
では、1、2歳の子が包丁を持つ場合はどうサポートしていったらいいのか?欠かせないポイントをご紹介します。
その1 お料理をする前に発散ができているか
外遊びなどで体を動かしていなければ、長く座っていることはできません。動きたくなるのが動物に近い幼い子どもの特徴です
その2 ストップ&ゴーができるか
大人との信頼関係が築かれていると、1歳の子どもでも大人の言葉を聞くことができます。信頼関係の築き方は、大人がその子の話(想い)をよく聞いてあげることから始まります。ストップ&ゴーとは、大人の声掛けに耳を傾けられるかどうかのことです
その3 ネガティブな発言をしない
できなくても「まだあなたには早いね」「まだできないね」などと止めるのではなく、できたところを褒めることで、意欲を削がずに次へと繋げることができます
その4 包丁を振り回したら止める
包丁は振り回して良いものではないことを伝えます。振り回す子は その 1と その 2から始めましょう
その5 包丁の刃を軽く触らせる
「ここは切れるところだよ、触らないよ」と刃を触らせて教えてあげます。一度ではインプットされないので、お料理の度に伝えてあげましょう
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2歳くらいから一人でも切れるようになりますが、ひょんな事で椅子から転げ落ちたり、手が滑ってしまったりするのが幼い子どもなので、例え包丁を上手に扱えていてもよく見ていてあげましょう。
もし、指を切るアクシデントがあった場合は「痛いね〜」とその子の気持ちを受け止めてあげてから、
「よくできたね!」「また上手になるね!」「指を切ってもその分上手になるんだよ」と
包丁で指を切ったことを良い出来事として捉え、言葉にして伝えてあげてください。
きっと、「またやってみよう!」と意欲を持ち、お料理が好きな子になりますよ〜。
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