シングルマザーになってひとりで子育てをしていた頃、


「この子は私が育てなくてはならない」と思っていた私は


この言葉通りに、私が育てるしかない環境を自分に与えていました。


今振り返ってみれば、いろんな人が手を差し伸べてくれて


私はひとりでなんて育てていなかったのに


自分で自分を孤独にして、ひとりで頑張っていました。


けれど、「私にはもう育てられない」「もうだめだ」と


この世に希望をなくす日が訪れます。


その時にね、いつも通りに笑っている我が子を見て気がついたのです。


私の中の希望はなくなっても、子どもの中は希望だらけだと言うことを。


そして、希望のない私でも、希望を持つ子に育てられていることに気がついて、


この世の全てを抱きしめました。


それから少しして、自分以外のものを手放しました。


「この子は私が育てなくてはならない」から


「この子は私が育てなくてもいい」と思考を変えたとき


この言葉通りに、「私が育てるしかない環境」から


「私が育てなくていい環境」へと変わっていきました。


大人がこの世を信頼していれば、


信じて頼れる人が子どもを育ててくれます。


今、息子はいろんな人の想いの中で、希望を持って育っています。


お母さんになったら


「ひとりで抱え込まない」そんな勇気をもとう。


「親」になったら人を信じることからはじめよう。


***

『お母さんになること』

夜中に起こされて眠い目をこすって家事をする。

ご飯をつくっても食べてくれるとは限らなくて

偏食を心配して、遊び食べを叱って

食べ散らかしを片付けて。

自分の食事は立ったままなんてことも多い。

掃除はしてもしても終わらない。

片付けられた状態なんて、5分ももたないんだ。


狭い室内でも、買い物途中の街中でも、

窮屈な周りの目が気になって、泣けば抱っこをしてあやす。

手も腱鞘炎になるし

片手でベビーカーを押すのって、結構大変なんだ。

お風呂も着替えもすんなりとはいかなくて

気がつけばちゃんと洗えていないのも

きれいな服を着ていないのも

こどもじゃなくて「わたし」。


寝ないあの子の寝かしつけは

いつの間にか、わたしの方が寝落ちをしている。

そして夜泣きの声で、目が覚めるんだ。


こどもが生まれたその日から

「自分のペース」でできることが、何一つなくなる。

心の中にはいつもあの子がいて、心配と不安に支配されている。

そんな毎日の繰り返し。


それが「お母さん」の役目なら

そんな「お母さん」の毎日を「知ること」が周りの役目。

そして「お母さん」の役を脱ぎ捨てて

「わたし」に戻してあげるのが「お父さん」の役目。


ほんとうはね、誰が「お母さん役」をしたってかまわないんだ。


こどもは誰にお世話をされたって

愛があればいい子に育つ。

少子化なんて叫ぶなら

お母さんになる喜びをもっと感じる世の中にしよう。


お母さんになるってほんとうは、嬉しいことばかりでいいんだよ。

そして、お母さんになったら

「ひとりで抱え込まない」そんな勇気をもとう。

「親」になったら人を信じることからはじめよう。


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『お母さんになること』はこちらのフォトブックに掲載されています

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