陽が落ちるのが早くなってきました!
最近 Pygmy Outdoor Lifestyle School FUTAKO TAMAGAWA(ぴぐみーアウトドア・ライフスタイル・スクール二子玉川) の子どもたちの間でお絵描きや色塗りやハサミなどの紙工作が流行っています。
Pygmy School では遠出じゃない時は、その日に行く場所をお兄ちゃんたちが中心となって子どもたちに決めてらうのですが、紙で作った飛行機を飛ばしたかったみたいで、連日同じ場所を選び出掛けています。
紙飛行機が良く飛ばせる広い多摩川河川敷へと〜。
多摩川河川敷に着くと紙飛行機を飛ばしたり、ぐるぐると走り回って追いかけっこをしたり、枝や実を探して集めてお店屋さんごっこをしたり、虫を追いかけたりと
子どもたちはそれぞれに好きなことをして遊びます。
大人が遊びを強制的に決めることはありません。
そうそう、「遊び」って自分でしたいことをすることを言います。決められたことは子どもにとっては「遊びではない」んです。やらなきゃいけないこと、そう、「義務」なんですよ〜。
暑さが落ち着いたからか、夏の間は姿を見ることがなかったどこかの保育園さんたちも遊びに来ていました。
シャボン玉をしたり、大人がお尻に紐みたいなのをくっつけてそれを子どもが追い掛けたりと、観察していると遊び方が決まっている園が多くて、
よくあるのですが、遊びが決まっていて皆同じ遊びをしなければならない環境だとその輪に馴染めない子が必ずいて、そこに Pygmy School が居合わせると馴染めない子がやって来ます。
きっと自由に遊んでいる Pygmy School がその子には魅力的に映るんだと思います。
しかし、直ぐに先生に連れ戻されてしまいます。大人側の管理を考えると当たり前なんだけど、、
枠からはみ出ると戻され、決まった遊びをしないと怒られる・・・・。まだ小さな子どもたちは何を思っているのかな?何を感じているのかな?と思うと、私は胸が痛くなります。
自分だったら悲しいし、我が子がそんな環境で育っていたら絶対に嫌なので。
先生たちも子どもの管理が大変なのは分かるけれど、怒らないと従ってもらえないのは、自分と子どもの間に信頼関係が築かれていないからだと言うことを知らなくてはいけないと思います。
アドラー心理学でも教師が生徒にするべきことは「尊敬」だと言っているように、大人が先ず子どもたちを尊敬する態度がなければ、子どもは大人に信頼を寄せることはありません。
先生とか保育士とか大人とか関係なく、「人対人」としてどう向き合っているかを子どもはいつでも見ています。
子どもと向き合う時に必要なものの根本は「尊敬」する気持ちです。そこから信頼感が生まれていきます。
怒って連れ戻すんじゃなくて、枠をはみ出た子の気持ちを先ず聞いてあげる。このアクションが大切なのです。
子どもって心を読む人なのですよ。だから
私たち保育者は仕事をする上で、「大人という権力」を使わずにどう子どもと向き合えるかの人間力を高める必要があります。
子どもたちがどんな表情をしているか、それが全ての答えなのです。
その答えから学ぶことが、保育や教育の本当の勉強なんじゃないかなと思います。なので、
Pygmy School では教科書や育児書だけに頼るのを止めて、子どもそのものを見ていくことをスタッフ間で大事にしています。
是非みなさまも、ご参考に〜。
(*´╰╯`๓)♬
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