Pygmy Outdoor Lifestyle School FUTAKO TAMAGAWA(ぴぐみーアウトドア・ライフスタイル・スクール二子玉川) が少人数制を守っている理由に「幼児期にたくさんの実体験をさせてあげたい」と言う思いがあります。
こんな出来事がありました。
川で遊んでいる時に一人の子が転びました。
溺れる原因はパニックになって水を飲んでしまうことが多いのですが、大人はすぐに助けられる位置にいつつ、様子を見て大丈夫そうなら手出しは極力しないようにします。1歳でも2歳でも、大丈夫な範囲で見守るのです。
すると、転んだ子は 1度水を飲みましたが、泣きながらも自力で立ち上がることができました。
溺れる原因がパニックになることなので、こういった経験を積んでいけば落ち着いて対応できるようになり、それが子どもの命を守ってあげることに繋がります。
転べば転ぶだけ立ち上がる術を身に付けて、段々とバランス感覚が付いて転ばなくなっていきますが、
これは経験を積むことによって体で学び、頭で理解するようになるからです。要は感覚が育つのです。
川で転んだ子は「川で転んでも立ち上がれる」ことを体で学んだので、次に転んだ時にもただ泣いて溺れるのではなく、立ち上がることを体がするでしょう。※何度も繰り返し体験できるのが理想です
パニックになった時に思考は停止してしまうものなので、体に記憶が刻まれているかどうかが大事となり、その為には 1にも2にも「実体験」が必要になります。
いくら絵本で「海で溺れそうになったら力を抜いて浮くんだよ」と読み聞かせても、体で学んだ記憶には勝てないのです。※海で溺れた時は浮いて待つ「ウイテマテ」流行りましたよね!
ウイテマテ・・・
それで、特に好奇心が旺盛で活発な子程、早く我が身を自分で守れるようになることが大事になります。
それだけ挑戦する回数も多いので自然と自分の身を守らなければならない機会も多くなりますから。どの子もいずれは大人の目の範囲から飛び出すので、どの子にとっても大事ではありますけれど。
で、その守れるようになるって「加減を知る」ことなのですよ。
加減を知るって=自分を知ると言うことで、自分を知る為に必要なことは、
やってみたことからの「結果を自分で受け取ること」なんです。
だから、大人が転ばせないようにと保護をするのも、怪我をしないようにと抱っこをし続けるのも、大人の判断で(あなたにはまだ早いからと)その子がしたいことを阻止するのも、
その子を守る為の行動ではないんです〜!ひょえーーー
危険回避力は「実体験の数によって身に付いていく力」なのです。
なので「加減が分からないまま大きくなる」、こっちの方が想像しただけで身震いしませんか?
大人が見てあげられる幼児期こそ、
我が身を守る術を身に付けさせてあげられる時期なのですよ〜!
スポンサーリンク