「ぼくは半袖と半ズボンで大丈夫。あっついから!」




レインウェアの下は半袖のみというスタイルで東京での11月の積雪が観測史上初という日、雪遊びに出掛けることになりました。


大人の頭には寒くて震えている子どもの姿が浮かびましたが、これも良い体験になると思いその子の思いのまま出掛けることにしました。


ワンちゃんのように雪を全身で楽しんでいたのはおチビちゃんたちで、ホッペを真っ赤にしながら雪の欠片を集めては嬉しそうに遊んでいました。



昨年に雪遊びをした時には寒さに負けて泣いていた子だったので、1年で体が強くなったことが分かりました。


多摩川河川敷に着いて遊んでいると、薄着で出た子に異変が。


いつもお喋りさんなのに無言になり、動きも少なくなってきました。


そしてボソッと


「さむい」


かえる


と。。。。。。(笑)


こうして強がりを言った子は自分で選択したことに対しての結果を、身をもって体験することができたのでした。


大人は経験値があるからつい強引にでも「上着を着なさい!」「着ないと出掛けられないよ!」などと言いたくなるけれど、


発達段階にいる子どもの場合は、自分で身をもって学ぶことが最も大事な時があります。


それは、上着に関わらず、自由にしたら責任もセットでやってくるものだということを知る手段となるからです。


幼児期には行動からどんな思考が育つかを見れると、大人の対応の仕方にも変化をつけることができます。


上着を着ないことを例に出すと


おチビちゃんの場合は大人が上着を持って出てあげることで、守られているという安心感が育つだろうし、


大きい子の場合は委ねてもらえたことから、(「あんたはもう!」とか「わからずや!」などと文句を言ってはダメですよ!笑)


大人への信頼と、自分で選択することへの重要さを学ぶかもしれません。


はたまた、寒くなった時に大人に体を温めてもらえる体験から、人の温もりの大きさを知るかもしれないし、温かい室内があることに感謝をするかもしれませんよね。


ちょっとしたことだけれど、子どもは日々暮らしの中で学び成長する生き物なので、大人の都合で誘導してしまわないように私たちは気を付けています。


雪の日に半袖で外に行きたいとか(笑)子どもだからこそ起こる出来事を大切にしています。



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