新年度が始まる今日は、慣らし保育が終わって今日から本格的に登園したと思われる小さな子の泣き声が街中や公園に響いていました。


4月はグングンと伸びる草花と同様に(多摩川河川敷の草も一気に伸びました!)、人の子も大きな成長を向かえる季節ですね。


と、外野は初々しい子どもたちの様子に目を細めることができるけれど、現場にいる保育者の方や、職場に復帰をされるお母さんなどは、1年で最も忙しく大変な時期でもあります。


今日も泣く子をオンブをして他の子をカートに乗せてお散歩をしている保育者の方をたくさん目にしました。


子どもが好きで始めたこういう仕事も蓋を開ければ肉体労働だし、大人の社会でもあるから精神的にも強くなければならないしと、


「子どもが好きだから」という気持ちが崩れないくらいのたくましさが必要になります。


保育者の方はどうか自分のケアもしながらこの時期を乗り越えていってほしいなーと思います。


家庭でもそうだけれど、疲れていると正常な判断ができなくなるし、「子どもが好き」という気持ちをいつもまでも大切にできるように・・・。


そういえば「正常な判断」と言えば、この間亡くなった登山家の田部井淳子さんの本に高山(エベレストなど)を登る時のトレーニングの1つで、精神的に追い詰められた環境をわざと作ることをすると書いてありました。


登山のリーダーになる人は、追い詰められた時に正常な判断ができなければ多くの人の命を奪ってしまうことなり兼ねないから、日常でそういったトレーニングをしているそうです。


仕事に家事に育児にと頑張り過ぎれば過ぎる程に「追い詰められた状況」になりやすいものだから、


正常な判断ができるように(自分を見失わないように)、復帰をされたお母さんは1人で頑張らないことをしてほしいと思います。


田部井淳子 著 『それでもわたしは山に登る』


癌と共に登山をし続けた田部井淳子さんから私はたくさんの勇気をもらいました!


預かる側の保育者の方も、預ける側の保護者の方も、預けられる側の子どもたちも、


全員がそれぞれに思いを抱えて頑張る4月を、社会や周囲がもっと支えていけたら小さな子の泣き声は早々と笑い声に変わるんじゃないのかなーと思います。


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