ハトと歩くマイペースさ・・(笑)


人一倍マイペースで恥ずかしがり屋の3歳さんが


「リーダーやってみる」と


小さな声で申し出て


3歳の子をリーダーに、第一避難所の中学校まで歩くという避難訓練を行いました。




安全面だけ配慮した他は完全にリーダーに行き方をお任せするというスタイルをとっているので、


こちらの3歳の子も自分が皆を導く役だということを理解しています。


だからきっと、「リーダーやってみる」という言葉の中には


たくさんの勇気が入っていたのだと思います。


後に保護者様が


『子どもをリーダーにして歩くなんて、他の団体ではなかなかないことですね。しかも、形だけでなく本当に子どもに任せるのがすごいです。


この前も、我が子がふと「まず、やってみる」とつぶやいていました。こんなマインドをずっと持ち続けられたら素晴らしいですね。』


とお便りを書いてくださったくらいに、


私たちは本当に・・(笑)、子どもに委ねることをしているのですが、


3歳の子に委ねることができるのは、


「委ねて子ども自身が考えてやってみること」目的


「第一避難所の中学校に着くこと」目標


こういう風に分けているからです。


これを間違えなければ、何歳でもその子流のリーダーを務めることができます。


目に見える目標を達成することを目的にしてしまうと


第一避難所の中学校に着くことを大人は求めだすので、


「ちゃんと」「問題なく」「必ず」


などと大人の枠ができあがり、


そうすると、子どもに委ねることができなくなります。


今回はマイペースな子がリーダーです。


どんな避難訓練になったかというと・・・・・






信号の前でストップし青になるのを待っていた3歳のリーダーは、


信号が青になっても動かず・・・また赤になって青を待ち・・・を繰り返した後に「オッケー!」と皆に声を掛けて渡り、


道が分からなくなると一旦止まって考えて進むことを繰り返し、


前回他のリーダーが間違えた道を覚えていて曲がることができて、


無事に第一避難所の中学校の正門の前に着いた!と思ったら・・・・


スーーーっと正門(ゴール)の前を通り過ぎてズンズンと進んで行きました。


(笑)


その後も止まっては考えて「こっち」と言って進み、


私たちも初めて通る道に出たところで3歳のリーダーがモジモジしだしたので


「◯◯ちゃんどうしたの?」と聞くと


小さな小さな声で


「あのぉ、△△ちゃんとこうたいしたい」


と言いました。


道が分からなくなったので、前回リーダーをしてくれた子とリーダーを交代したいとのことでした(笑)


ここまで皆を引っ張ってこれた3歳のリーダーに御礼を伝え、来た道を戻って第一避難所の中学校の正門まで行って、避難訓練は終了しました。


「自分で考えること」


「とにかくやってみること」これができると、


実体験からの学びができるので、積み重ねていくことで


誰かに言われて動くことよりも何倍も多くの「知恵」を得ることができます。


『知識ではなく、知恵を求めよ。

知識は過去の産物だが、知恵は未来をもたらす。』


というネイティブアメリカンの言葉があるのですが、


私は子どもには従来ある知識だけでなく、自分から生まれる知恵を大切にしていってほしいと思っています。


避難訓練も自分で考えた上で行動を起こすのと、大人に言われたことだけをするのとでは、


生存率が変わるくらいに大きな違いがあるのですよね。


「目標」と「目的」を間違わないこと


これも、子どもに委ねる時に大人ができる環境作りなのです。





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