歩くことは簡単。だけど、歩き「続けること」って本当に難しい。
「歩く」ってシンプルだからこそ誤魔化せないものがあって、
今自分はどんな体力を持ち、精神状態にいるのかなど
ありのままの今の自分を映し出す「鏡を作る行為」なのですよね。
(山登りやマラソンなど、何かに挑戦することが鏡を生み出すんだと思います)
Pygmy Outdoor Lifestyle School FUTAKO TAMAGAWA(ぴぐみーアウトドア・ライフスタイル・スクール二子玉川) ではアウトドアアクティビティの中で「歩く日」を作っています。
子どもでも
自分と向き合えるように、自分のことを知れるように、
挑戦する中にいる自分はどんな自分なのかを見つめられるように、
そして、何でもそうだけど人よりも突出する人は「続けた人」だから、
子どもたちが続けられるマインドを育てられるように、とそんな想いを込めて、
Pygmy School では小さい子は歩けるところまでを歩き、大きい子は10km、15kmなどと目標を定めて歩いています。
思考は大人になったら育つんじゃなくて、幼児期からの積み重ねで育つものだから、
幼児期にどんな環境で育つのかって本当に重要なことなのですよね。
今回は10km歩きに挑戦したもうすぐ4歳になる子の様子をお伝えしたいと思います。
巷では、幼児は「年齢×kmが歩ける適正距離」だと根拠のない数字(可能性)を誰だか知らないけど・・勝手に決めているのですが、
(歩かない現代人のライフスタイルからすると2歳で2kmくらい歩けるようになろうね!と言うことだと思うけど)
お外で体を動かして自分の思うままにいっぱい遊んでいる子は体力や気力が自然と付くので、3歳でも10kmを楽しく歩くことはできます。
だけど、無理矢理歩かせることに意味はなくて、歩くことに子ども自身の主体があるからこそ得られるものがあるので、その辺りも意識しながら大人はサポートしています。
わざわざ長距離歩き、是非してみてくださいね!
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朝から歩く日を楽しみにしていた、のんびりフンワリな女の子。
卒業していったお兄ちゃんたちがしていた熱中症対策をよーく見て覚えていて
多摩川河川敷に着くや否や「おみじゅであたまぬらすー」とワイルドに頭を濡らし始めました!(笑)
先ずは片道の5kmの冒険です。今の時期は草が伸び、虫が育ち、いろんな鳥が鳴きと生命が盛んに育つ季節なので、
歩くだけで様々な発見がたくさんあります。
てんとう虫と一緒に歩きましたー(笑)
警視庁のお馬さんに会えたり
白バイの練習の様子を見れたり
レトロな車を見たり・・・
時々止まって虫や草や花と遊んだりしながら、
1時間45分で片道の5kmを歩くことができました!
ロマンスカーを眺めながらランチをして
また遊びながら歩いて戻ります。
さあ、みんなの元へ帰ろう!と言ってたんだけど
ゴール近くの公園で遊びたくなって、ブランコを楽しんでから Pygmy School へ戻りました(笑)
子どもと一緒に大人も歩くからこそ、子どもの気持ちが手に取るように分かり、大人の気持ちもそのまま伝えることができます。
そうすると、子どもとの間に信頼関係が生まれるので、日常の中でも意思の疎通が取りやすくなります。
「行動してくれる大人」って、子どもの心を動かすパワーを持つのです!口だけ番長じゃ、子どもは動きません(笑)
もう1回書くけど・・・
「わざわざ長距離歩き」、してみてくださいね。
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