家族で過ごす時に目的を「楽しむこと」にすると、どんな形になっても楽しむことができます。なぜなら目的を達成するために家族で工夫をしだすからです。家族で目的を作ることもオススメです!


Q.
いつも記事を興味深く楽しく読ませていただいています。


今日(6/1)の記事(こちらの記事です。『 「ちゃんと」しないススメ 』)、すごくじーんと、今の自分にきて泣けてきました。私も家事代行を頼んでしまいたい、、しっかり休みたい、好きなことを思う存分して、自分を満たしたい。


ですが夫がそれを許しません。


とても頑張り屋で弱音も吐かずに器用にいろんなことをなんなくこなす尊敬できる人です。


なのでこういう感覚は理解してもらえず、相談してもダメ人間のレッテルを貼られ、叱られます。それでも母親かと。辛くて仕方のない朝です。


育児は頑張っているつもりですが、仕事も辞めてしまったのでお金のことで負い目があるうえに、満足に家を整えられないことで、無力感を感じます。


100パーセントの力を出せれば、きっと育児も家事もうまくできるはずなのに、力が出ない自分がいます。


そういうお母さん、私だけじゃないと思うのですが、どうしたら夫にも理解してもらえるのかとても悩んでいます。


なにかよい方法や伝え方はありますでしょうか?


これからも応援しています。


***


A.
ご質問ありがとうございます。そして、いつも記事を読んでくださりありがとうございます。


あららら、涙が出てきてしまう程に頑張っているのですね。旦那様と同じでお母さんも頑張り屋さんで責任を持ってしまう方なのかもしれませんね。一生懸命さが伝わってきます。


もう頑張らないでほしいなって思います。


「育児の大変さを夫に理解してもらえない」これは多くのお母さんが悩むことだと思います。


帰宅後や休日だけに子どもと接する日本の多くのお父さんと、毎日365日子どもと共にいる専業主婦をしているお母さんとでは、育児に関しての感じる大変さは全く違うのですよね。


何が違うって、一時的な育児には「終わりがある」けれど、日常的な育児には「終わりがない」ので、体と心が休まる時間の長さが違うのだと思います。(夜泣きも含めて・・)


それから、仕事は自分で終わらせることができるけれど、命がある子どもは「待ったなし!」だから、大人の都合でコントロールすることはできないし、


もし1人になりたいと思ったなら、誰かに預けるなどをして自分の代わりに子どもを見てくれる人を探す必要があります。


育児の大変さをあげるならば、「自分だけの都合で直ぐに動くことができない」ことなんじゃないかなと思います。


しかしこれって、実際に体験してみないと分からないことだし、いくら言葉で大変さを語ってみても伝わるものではないのですよね。


私たち母親も、子どもを産む前に人から育児の大変さを聞いても腑に落とせなかったと思うし、「大変さ」というのは実際に体験したから出てきたものなのだと思います。


だから、子どものお父さんだとしても四六時中子どもと一緒にいなければ、お母さんが感じている大変さを理解することはできません。


で、育児の大変さは理解してもらえないけれど、「自分の状態」なら理解してもらうことができます。(理解というか「知ってもらうこと」ができます)


「私はこうしたい」ということを外的な要因を入れずに是非お話ししてみてください。


子どもが、夫が、仕事が、と外的要因(外側からもたらされた影響)で自分の状態を話すと、相手も外的要因を見て話すので、話す内容も外的要因のことになります。


外的要因ではなく、自分から発せられる内的な要因で話すと


「その人」しか感じることができない内容の話しになるので、相手も「その人」を見て話すようになります。


「なになにがあって私は大変なのよ」と理由を付けるのではなくて、「私は大変だと思っているからこうしたい」という単なる「状態」を軸にして話すと


「理由は分からないけれど、なんか大変なんだな」ということを知ってもらえるようになります。


で、もっと掘り下げると、


「相手に理解してもらいたい」という思いの中には


「自分を見てもらえない寂しさ」だったり、「1人で育てている感覚の孤独さ」だったりと「寂しい気持ち」が入っていることが多くあります。


そして、「疲れている」場合が殆どです。


その場合夫に言う言葉は


「1人で頑張っているみたいで寂しいから一緒に子育てしたい」とか「疲れているみたいだから休みたい」とかになると思います。


理由付けをしていない「本心」は、直球で伝わるものなので、ぜひぜひ本心「だけ」を伝えてみてくださいネ。


***


夫に理解してもらえることがあるとするなら、自分が自分を理解してあげてからになります。


それと、お母さんが辛くて仕方のない朝を迎えることは必要ありません。「辛くて仕方のない朝」なんて迎えなくていいのです。


だから、先ずはご自身で辛くて仕方のない朝を迎えている自分を救ってあげてほしいなと思います。


お金のことで負い目を感じることを


満足に家を整えられないと思っていることを


無力感を


そのまま受け容れてあげてみてください。


「私はお金のことで負い目を感じている」と思った時に出てくる感情を否定せずにそのまま「あーそうなんだなー」と自分で理解してあげると


感情は満足して離れていきます。


(満足して離れていくまで受け容れてあげてくださいね。一度ではなくならないと思うので)


「それでも母親か」と言われたら


「それでも私は母親だよ」と先ずは自分を受け容れてあげてください。


夫に理解してもらえることがあるのなら、自分が自分を理解してあげてからになります!


「100パーセントの力を出せれば、きっと育児も家事もうまくできるはずなのに、力が出ない自分がいます。」というのもそのままで良いのですよ。


力が出ない自分をさらけ出すことをしていますか?できない自分を受け止めてあげていますか?


周りが何て言っても、自分は自分の味方でいてあげていますか?


育児は頑張らなくていいのですよ。


自分を否定していたら周りにも否定されてしまうから、先ずはそのままの自分を認めてあげてくださいね。


ありのままの自分を許し、夫に見せられた時、今と違う家族がいると思います。


それでも厳しい夫の姿があったら、自分で自分を癒やすことを続けてみてくださいね。少しずつ家事をサボるとか、子どもと一緒に寝るとかなんでも良いので


できる範囲でいいので、自分を甘えさせてあげてくださいね。













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