ちょうど潮が引く時間帯だったので、海から出た岩場を歩いて普段は行けない沖へ向かって探検をしました。




デコボコした岩の間にはたくさんの生き物がいて、春にこの場所に来た時よりも大きく育ったカニやウニや魚やヤドカリに会うことができました。


海のベイビーたちもよく育っていました。これはカニさんです♪


午後に潮が満ちてきてからは海に浸かって泳いだり水を掛け合ったりと大はしゃぎをして遊んでいたのですが、


途中で2人の子が足を滑らせ海の中で転び、なかなか立てない(溺れかける)という場面がありました。


手を差し伸べれば直ぐに立てるけれど、大人が助けてあげ続けていたら子どもたちは自分を守る術を身に付けられないままになるので、


Pygmy School ではこういったアクシデントの時には安全を確認しながら見守ることをしています。


※ 波がある日は別です!浅瀬で波にのまれることがない時の判断であり、波が大きい時は直ぐに抱き上げます。また、Pygmy School では少人数でマンツーマンの対応ができるような体制にしてあるから可能な事ですので、何かあった時に直ぐに手を差し伸べられない場合は大変危険ですので真似をしないでください。


大人が見守れる安全の中で、こうやって自分で解決するという積み重ねをしていくことで、本当のいざという時に命を守る行動が自分でできるようになるので、


Pygmy School では子どもたちに起こる様々なアクシデントを大切にしています。


今回も2人とも自力で立ち上がることができました。


そして、子どもたちが自力で解決できた後は「怖かったね、気を付けてね、ちゃんと掴んでないとダメだよ」などの言葉ではなく、


「怖かったね、転んでもこうやって自分で立てばいいからね、とっても良い体験ができたね、グッジョーブ!」などとポジティブな声掛けをすることで、


子どもは「転んでも立てば大丈夫なんだ」と知ることができるので、どんな言葉を掛けるのかも重要視しています。


大人の声の掛け方で「失敗を良いもの」に変えることができるので、是非アウトドアをされる際は前向きな声掛けを意識してみてくださいね。


あ、これは日常の中のことも同じですね。例えば子ども同士のケンカなども、大人がダメなことだと捉えずに是非「良い体験」にしてあげてほしいなと思います。


今回溺れかけた体験をした子も泣きましたがその後はまた楽しく遊びだしていました♪




幼児期を過ぎ小学校に上がる頃には、大人の目が届く範囲から子どもは自分たちの世界へと一気に飛び出していきます。


大人の目が届く時に大人が見守れる安全の中で、子どもたちにたくさんの失敗をさせてあげてほしいなと思います。


それは自宅でも保育所や幼稚園でも同じで、そういう覚悟をたくさんの大人が持てるといいなと思っています。




子どもたちの笑顔を守るためにも・・。




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