子どもたちはよくケンカをします。


物を取りあったり


自分が先に!と競いあったり


順番を追い越したり


何でもないけれどチョッカイを出したり


他の子に嫉妬をしたり


眠たいだけだったり


ただ不機嫌だったり・・


そして、口だけで済まずに


押したり


引っ掻いたり


噛んだり


ぶったり


蹴ったりと


年齢が小さければ小さけい程に、痛々しいことになったりもします。


しかし、大人は「ケンカは相手を傷つける行為」だと思ってしまいがちですが、


子どもは相手を傷つける為にケンカをしたいわけではありません。


子どもがケンカをするのは、ただ素直に「自分を生きているから」です。


それぞれが素直なままに自分を表現するから、ケンカになるのです。


だから、気持ちを汲む言葉をかけずに叱ったり怒ったりするだけをしてしまうと


子どもは「自分を否定された」と感じてしまうことがあります。


そうするとどうなるかと言うと、


子どもは自分を否定し、気持ちを押し殺すようになったり


相手を余計に攻撃したりなどをし出します。


それで、どうしたら子どもたちの心を守ってあげつつ、ケンカに介入できるかと言うと


気持ちを受け止めてあげる言葉を双方にかける」と良いのです。


※本当は子どものケンカは大人が口出しせずに見守り切るのが1番です


※噛む、物を投げつけるなどの相手にケガをさせてしまう危険がある場合は、私たちはその行為は阻止しています


例えば私がしている声のかけ方は


「○○ちゃんの気持ちは分かる」


「△△ちゃんの気持ちも分かる」です。


私はそれぞれの気持ちを理解したよ、ということを言葉に出しています。




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以下保護者様から


『それから今回のキャンプでは大黒さん、みかちゃんの子供達への接し方が印象に残りました。


○○と△△がケンカした時のみかちゃんの子供達の気持ちの聞き方がさすがだなぁと思いました。どちらを責めるわけでもなく、


「○○ちゃんは嫌だったんだね」「△△ちゃんも嫌だったんだね」と口に出してあげた時に殺気だっていた2人の気持ちがスーと落ち着くのを見ていて、日誌では聞いていたけれど、実際目の当たりにしてすごいなぁと感じました。』


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Pygmy School で親子でキャンプをした時に起こった子ども同士のケンカに対してなのですが、


Pygmy School では実際に子どもたちにこういった声のかけ方をしています。


どちらが悪いかをジャッジする前に、是非、それぞれの気持ちを受け止めることをしてみてくださいね。


大切なのは、ケンカを通して子どもの心が育つこと。


小さな傷で済む幼児期に、たくさんのケンカをさせてあげてくださいね。









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