あっという間に大晦日ですね。この1年、Pygmy Times を読んでくださりありがとうございました。


10年前に初めて出産した時は、子どもという存在の大きさと素晴らしさを感じたと共に、


自分自分へ向ける時間のなさや心の余裕のなさに驚き、「私の人生は変わったんだ」と思ったのを今でも覚えています。


「変わった」という中にはちょっとネガティブな感情も入っていて、


好きな時に安眠できないことや、自分の勝手に過ごせないことや、自分だけで完結していた生活が子どもに委ねられるようになったことに「もう戻れないんだ」と


後悔まではいかない恐怖心のようなものを感じました。


それから無我夢中で子どもに関わっている間に、恐怖は現実になり、私の心と体はとても疲れていってしまいました。


けれど、シングルマザーだったので「一人で育てなきゃいけない」と気負っていたこともあるのだろうけれど、その事実を切り取っても私の正常な心が「なんか違うな」といつも訴えていて、


赤ちゃんが生まれた時の自分の喜びが、子どもが育つことで失われていくことにとても違和感を感じていました。


だって、絶対におかしいと思ったんです。大好きな我が子と暮らすことが辛いなんて。


だから、おかしいなと思う気持ちを無視せずに何でだろう?と何度も何度も考えていたら、


子どもは好きだし、変わらずに可愛いと思う気持ちもある。息子が悪い子だから、なんて風にも思わない。ということは、


日々何か欠けていっているのは、もしくは欠けているのは子どもじゃなくて「自分の方」なんだと気が付きました。


子どもと暮らすことが辛いと思うのは、子どもや子育て法にあるんじゃなくて、私の人生の在り方だったのです。


そのことに気が付いてからは、「辛いな」「変だな」と思う度に自分の在り方や思考の方向性(マインドの持ち方)を疑ってみて、自分と向き合うことをしました。


(Pygmy Timesのカテゴリーの中の「Short Story」は元々は Facebookページ に綴っていた言葉なのですが、正にそれらが自分と向き合って出た言葉たちでした。)


そうする中で段々と気が付いたことは、


何でも「自分次第」で変えられること


子どものより良い成長を健全に支える為には「工夫」が鍵なこと


人生の幸と不幸を分けるのは「主体性」があるかどうかだということ


方法論や上辺じゃなくて「本質」を取り入れた生活が子どもには合うこと


つまりは、自分が本質的な生き方をすれば、本能で生きる子どもと上手くいくということ


だから、本質である「自然」を暮らしの中に取り入れて、自分を素に戻すこと


などで、「主体性」「本質」「自然」「工夫」がキーワードになることでした。


それからは、子どもとの暮らしを楽しくすることを目指し、積極的に自然の中に身をおいて自然界からの気付きを取り入れて、自分を素に戻す作業を行ってきました。(染み付いている思考を落とす作業です)


今でも自分を見失いそうになったら、普遍的なお月さまを見るようにしています。


なぜかというと、変化しつつも変わらずに存在し続ける月を見ることで自分の存在が確認できるので、「これでいいんだ」「やっぱり違う」などと思いを勝手に腑に落とすことができるからです。


月はいつも存在していて簡単に自然を感じることができるので、迷った時や悲しくなった時やモヤモヤした時などは是非皆さんも試してみてください。「自然な自分の在り方」に気が付くことができると思います。


子どもが自然の中で(お外で)遊ぶことが好きなのは、子どもの観点でいうと「自然界には室内にはない良質な刺激と多大な情報量があるから」になるけれど、


子どもがお外遊びが好きなのは、本能で生きる自分をより理解してもらう為に、大人への気付きを与える行為の1つなんだと思っています。


我が子はお外遊びが大好きだったのですが、(今は室内でゲームをすることも好きです)それは、息子が私に本質を見るように仕向けた大きなプロジェクトだったんじゃないかなと思います(笑)


お陰で今は子どもと暮らすことが楽しいし、思い込みや常識に囚われていた心が削ぎ落とされて、自分の人生そのものに幸せを感じることができるようになりました。


これからまた10年ぶりの出産をして赤ちゃんがやってくるので、超自然物という赤ちゃんからの学びや気付きをたくさん得たいと思っています。


大人が子どもがいる人生を楽しめるように


子どもが人生そのものを楽しめるように


「自然」にお手伝いしてもらいながら、子どもという人の心理や行動の紐を解いていき、


そのPygmy流の生き方や暮らし方=アウトドア・ライフスタイルをこのPygmy Timesでお伝えしていきたいと思っています。


また、Pygmy Outdoor Lifestyle School FUTAKO TAMAGAWA(ピグミーアウトドア・ライフスタイル・スクール二子玉川) の子どもたちから得る学びや気付きも変わらずに綴っていきますので、どうぞ楽しみにしていてください。


今年も1年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。


#みかちゃん






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