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キレイにできる、っていうカタチや、早くできるという結果よりも


大事なのは


その子が自分のペースで育つこと


自分でトライして、やってみて、失敗もできたことも経験して、自分で感じるからこそ


心も体も頭もより良く育っていきます。


強制されて仕方なくやったり、誰かに言われて嫌々していることは、


子どもにとっては架空の世界を生きていることと同じだから


どんなに良い体験を大人が用意したとしても、幻の時間になってしまうのですよね。


Pygmy Outdoor Lifestyle School FUTAKO TAMAGAWA(ピグミーアウトドア・ライフスタイル・スクール二子玉川) の子どもたちとアイススケートに行ってきました。


(私は臨月なのでスケートはせずに周りからサポートをしました)


朝から(前日から)スケートを楽しみにしていた子どもたちは、移動の車内でも大きな声で歌をうたい全身で喜びを表していたのですが、


アイススケートができるこどもの国に着いて、靴を履いてヘルメットして手袋を付けてと準備をし、いざ氷の上へ行くと!!


みんなの顔から笑顔が消え(笑)全員真剣な顔になっていました。


そして、次々と転び、3人転んだところで一人が泣き出しました。


Pygmy School ではどんなアクティビティでも、キレイにできるという形や、早く上手くなるという結果は重要視しておらず、


時間がかかっても上手くできなくてもいいから「自分でトライする」ことを大切にしています。


アイススケートも同じで、大人に手を繋いでもらって滑ることよりも、自分でできるようになるまでのプロセスを大事にしているので、アイススケートをする際は、毎回全員壁をつたいながら一人で滑るようにしています。


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ただ、滑って転んで泣いた子には大人はひたすら



「いいよ!転んでもいいんだよ!転んだ方が滑れるようになるから、たくさん転んでみようね」と声をかけ、「いいよ、いいよー」と励まし続けることをしています。


※ここで大人が何も言わないと(転んだことを肯定してあげないと)子どもは簡単に諦めて滑るのを嫌がってしまうので、声をかけることを Pygmy School では大事にしています。


泣いていた子も泣き止み、全員が自力で立ち進み出しました。


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真剣!


そして、滑る速度の速い子は3周、ゆっくりな子は1周できたところでスケートに慣れ、それぞれが壁から手を離して滑ってみたりスピードをあげてみたりと自分でステップアップし、自身のペースで上達することができました。


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泣いていたところから自分で滑るようになる過程は本当に素晴らしくて、見ていた私も感動してしまいました。


スケートに来ていた多くの子どもたちは、親と手を繋いで滑ったり、言葉でやり方を教えてもらっていたりしていて、


諦めた子には「誰々は上手になってたよ」「誰々は滑ってたよ、えらいなー、何であなたはやらないの?」「やらないなんて勿体ないじゃん」などと大人に言われて仕方なく滑り出していたけれど・・


これではスケートを楽しむどころか自尊心が傷つけられてしまうので、スケートをすることに良い意味が付かないのですよね。


上手くは滑れないけれど、自力で達成していった子どもたちは、自信溢れるとても良い顔をしていました。


楽しむまでには乗り越えるというプロセスがあるけれど、それがあるからこその達成感なのです。


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アイススケートという「事」から何を得るのか、どんな心を育むのかと、



幼児期の体験は、結果じゃなくてプロセスが大事なのです。


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「事から得るものはどんな心なのか」


皆さんも是非考えてみてくださいね。






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