小さい子は、泣いて甘えて抱っこをしてもらって安心をします。
何か嫌なことがあったり、心や体のバランスが崩れたら
怒って、泣いて、癇癪を起こして、周りを困らせて
心と体を外に出すことで、内側という自分を保とうとするのですよね。
これは小学生になっても変わらなくて、
10代になったとしても、子どもは自分のバランスをどこかで保とうと、大人にアピールをします。
もし、そのアピールが
「もう小学生なんだから」「幼児じゃないんだから」と跳ね返されてしまったら、
その子は自分でどうにか解決をするしかなくなります。
その方法は
自分の好きな世界に没頭して周囲を遮断することだったり
周囲に当たり散らして発散しようとすることだったり
無口になって殻に閉じこもることだったり
理解してくれる人の場へ逃げることだったり
よく言われる小学生の反抗的な態度は、「自分を守るため」の行動の1つなのですよね。
どうにかして自分を保とうと頑張っている証拠なのです。
だから、小学生になったとしても、子どもが何かしらのアピール(アクション)をしてきたら、その子の思いをそのまま受け取ってあげることがとても大切になります。
10歳になった息子は、笑顔で「楽しかったー!」と言って学校から帰って来る日もあれば、トーンの低い声で「ただいまー」と言って不機嫌そうに戻ってくる日もあります。
そして、不機嫌そうな時ほど、甘えてくっついてきたり、一緒に遊びたいと言ってきたりして、何かと楽しいことを共にすることを求めてきます。
東京に雪が降った次の日、突然夜に「外で遊びたい」と言ってきました。
息子の様子を見て、これは断るべきではないと判断したパートナーが仕事後に雪が積もっている多摩川河川敷へ一緒に出掛けてくれました。
これは次の日も続き、また夜に遊びに出て、
その次の日は私も一緒に楽しめるようにと家でお肉パーティー(笑)を開いて、みんなで夜を楽しみました。
その間に息子は「今日こんなことがあって、嫌だった」「誰々にこう言われて腹が立った」などと学校であったことを話してくれました。
甘える態度や、体を使って遊ぶことや、何か楽しいことをすることは、息子なりの心と体のバランスの取り方なのですよね。
バランスの取り方はその子それぞれに違うけれど、どんな形でのアピールであっても、形の中にある子どもの思いや気持ちを受け止めてあげることが、
大人にできる、というか共に暮らすパートナー(家族)としての役割りの1つなんだと思います。
気が付いたら10歳になっていたように、きっと息子の10代もあっという間に過ぎていくと思うから、
親元を離れて自立していく時にスッキリと旅立てるように、甘えてくれる今を大切にしたいと思いました。
一緒に暮らせる今をたくさん楽しみたいと思います。
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