Pygmy Outdoor Lifestyle School FUTAKO TAMAGAWA(ピグミーアウトドア・ライフスタイル・スクール二子玉川) の子どもたちと高尾登山をしてきました。
最高の天候で、木漏れ日を浴びながらそよ風にも吹かれてとても気持ちがよい登山ができました。
高尾山にはコースが幾つかあって今回は1号路を下から途中まで登ったのですが、全員が急な坂道でもベソをかくことなく元気よく歩くことができました。
この子たちも今では楽しく登山をしていますが、最初の頃は疲れたーと泣きべそをかいて登れない時もありました。
体力がついて初めて心に余裕ができ
草花を観察したり
実を拾ったり、虫を見つけたり、
動くトカゲのシッポを触ってみたりと
山登りを楽しむという「視点」を持って行えるようになりました。
これって登山に限らず日々の子どもとの暮らしもそうで、大人に体力がないと「子どもとの暮らしを楽しむ」という視点を持つことが難しくなります。
疲れていれば元気な子どもについて行けないから、無駄にダメ!と禁止してしまうことが増えるし、
重い腰が上がらなくて一緒に遊んであげることが億劫になるなんてこともありますよね。
そう、子どもとの暮らしを楽しむ為に必要な「力」は気力じゃなくて「体力」なのです。
シンプルだけど、本当に大切なことだと思っています。
多くのお母さんが産後の1ヶ月が辛いと感じるのも、出産後に満足に休めもせずに赤ちゃんとの暮らしが始まり、昼と夜との違いがまだない赤ちゃんだから夜も眠れないことが続き、
食事を作る時間の確保すら難しくて家に有る物をとりあえず口に入れて、
授乳で栄養は赤ちゃんにいくから体力は消耗するばかり・・・
と、赤ちゃんとの暮らしを楽しむまでの「体力」がないからなのですよね。
体力があれば心にも余裕ができるので、子どもや自分に許可できることが増えるし、泣く赤ちゃんをあやすことも苦ではなくなります。
私は今は生後3ヶ月になる赤ちゃんが夜にまとめて寝てくれるので、日中に元気に動くことができていますが、夜眠れない日が続いた新生児の時は体がシンドくて
早々と「もう無理」と思い、1度大泣きをしたことがあります。
夜中に一人で泣きながら「寝てくれよ〜、疲れたよー」と言いながら赤ちゃんをあやし、最後に「寝なさい!」と言った時に我に返り
赤ちゃんに怒ることが全く見当違いな行動だと気が付いて、その後の対策を考えるようになりました。
具体的には自分の体力確保の為に、赤ちゃんが夜にまとめて眠るようになる為の環境を整えました。そして、眠れるようになったらより積極的に日中を外で過ごすようにして自然と共にある生活をするように意識をして、体内時計を暮らしに合わせていきました。
参考記事
『 赤ちゃんが眠るアウトドア・ライフスタイルの勧め〜その1〜 』
『 赤ちゃんが眠るアウトドア・ライフスタイルの勧め〜その2〜 』
※もし今赤ちゃんや子どもの夜泣きで寝不足が続いている方がいましたら是非試してみてください。「自分で寝入る習慣」がつけば夜中に赤ちゃんや子どもが起きても自分でまた眠ることができるようになるから、きっと大人も睡眠時間が増えると思います。その為に日中はお外でお日様を浴びて、自然に赤ちゃんや子どもを委ねてみてくださいね。
体力が戻った今は赤ちゃんとの暮らしが楽しくて、可愛いという感情しか湧かない状態になっています。
よく泣く元気な子や、活発に動くヤンチャな子など、暮らしを共にすることが大変だと思うのは大人の方にその子に見合った体力がないからかもしれません。
赤ちゃんや子どもが悪いわけでも、イライラする自分が至らないわけでもなくて、ただ疲れているだけ、体力がないだけの場合がたくさんあるから、
もし無駄に子どもに怒っているな、何かイライラしているなと思ったら、先ずは自分が疲れていないかを確かめてみてくださいね。
そして「体力」は登山でいうと、体力がつくから登れるのは合っているのですが、「登るから体力がつく」という順番もあります。
インドアタイプだった私は、息子と一緒に登山をすることでアウトドアに適した体力をつけてくることができました。
私の登山歴は、高尾山に登った後に富士登山に挑戦し(標高差がありますね・・)、その後は南アルプスなど3000m級の山に登るという順番で、
登る度に筋肉痛になったり、体がシンドくて泣いたりし、そんなことを繰り返して登山ができる体力をつけてきました。
Pygmy School に通う子どもたちも、登山を重ねるごとに体力がアップし気力が満ち溢れていっているのを感じます。
ちなみに今回の高尾山を登った時は産後2ヶ月だったけれど、私も気力体力ともに余裕がありました。よかった・・♪
体がキツイと心もシンドイから、心が辛くなった時は体がどんな状態なのかを知って、それに見合った対策をしてみてくださいね。
赤ちゃんや子どもとの暮らしを楽しむ為にも、親になったら自分の状態を知って、体も心も大切にしてあげましょう。
スポンサーリンク