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Q.

もうすぐ6歳になる息子がいます。


最近は友達やテレビなど色々な影響もあり、たくさん知恵もつき、色々な言葉を覚えています。


その言葉がいい言葉、汚ない言葉、悪い言葉(人の心をキズつける)、かも理解していないため響きだけで使います。


悪い言葉を周りの人に使ったときは、自分に置き換えさせて注意をしますが、その場の状況によってその言葉か汚ない言葉だとしてもニュアンスが違っていれば汚ない言葉にはならないこともあるため私としても明確なダメな理由を伝えられないときもあり、子どもにもなかなか伝わりにくく、また同じ繰り返しをします。


どうやって子どもに伝わるような伝え方をしたらいいのでしょうか?


***


A.

ご質問ありがとうございます!


言葉の問題、よくありますよね。6歳だともう6年間も(お腹の中でもいろんな言葉を感じていたのを含めるともっと長く)言葉に触れているので、大人が思うよりもいろいろな言葉を子どもは知っていて使いますよね。


小学生がゲームをしている時の会話で「殺す(相手を倒す意味)」「自殺(自分で落っこちたりしてゲームを終わらす意味)」などと、こちらがビックリするような言葉を聞くこともあります。


ユーチューバーの動画を観て大人が使っている言葉を真似ているのかもしれないし、子ども同士で思いついた言葉を使っているのかもしれないし、言葉の出処はわからないけれど、


何にしても、出処を悪にしても仕方がないので、その都度子どもと「向き合うこと」が大人に必要な行動なのですよね。


こちらのご質問のように「汚ない言葉、悪い言葉(人の心をキズつける)」という言葉を子どもが使った場合や、


何か問題が起きた時も、大人が子どもに伝えたいことがある時も、


一方通行に大人が話すだけだと子どもには伝わらないので、向き合うことが大切になります。


なぜ大人が子どもに言い聞かせても子どもに伝わらないのかというと、


言い聞かせられたり教えられたりすると、話の内容が「大人の意見」になる為、内容自体に子どもが主体を持つことができなくなるからです。


自分のこととして捉えられなければ、どんなことを言葉で教えてもらっても身になることはないので(もしくは気が付くまでに時間を要する)、子どもに何かを伝えたい時はその子自身が主体を持てるようにすることがとっても大事になります。


その方法は、


① とにかく実体験をすること


子ども自身が身をもって体験できるように、大人が子どもの世界に介入せずに見守る。


このご質問で例えると、自分が言った言葉で相手が傷ついたという事実をそのまま体験させてあげる。心に響いた体験は頭の理解に繋がります。


② 「双方向のコミュニケーション」を取ること


話の内容に子ども自身(意識)が入れるように、一方通行に大人が話すのではなく、子どもの意見や思いを「子どもに聞くこと」をし、「話し合うこと」をする。


このご質問で例えると、使って良い言葉といけない言葉がその場のニュアンスなどで変わるということを、そのまま子どもと話し合う。教えるんじゃなくて、「お母さんはこう思うけど、あなたはどう思う?」などと話し合うと、その子の個性を含めた答えが出てきます。その時に理解できなかったとしても、話し合うということ自体が大事になります。


一方通行に教えたり言い聞かせようとするのは「ネゴシエーション(交渉)」だから言われた方は戸惑ったり嫌になったりするけれど、双方向に聞き合ったり話し合ったりするのは「コミュニケーション」だから、子どもとの絆を深めることができます。


子どもと暮らす中にはたくさんの悩みや問題が出てくると思うので、是非、その都度この2つを意識してみてほしいなと思います。


後、伝わる言葉とは「本心」です。子どもは言葉そのものではなく、言葉の中の気持ちや言葉から感じる感覚をキャッチするのがとても上手なので、


伝わらないなと思ったら、まずは「大人が正直になること」をしてみてください。


なので、ご質問にある「私としても明確なダメな理由を伝えられない」という本音をお子さんに話してみてください。


「言葉にはいろいろな使い方があって、お母さんも迷う時がある。」ということを前提にしてお子さんと話し合ってみると、子どもの心に素直に届くことが増えると思います!



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