この冬もインフルエンザが大流行していますね!皆様は大丈夫でしょうか?
今私は生後11ヶ月(もうすぐ1歳)になる赤ちゃんと暮らしているのですが、先日夜中に赤ちゃんを触るとどうもいつもよりも頭が熱くて・・朝になって検温してみると、38.5℃ありました。
昼間には赤ちゃんの熱は40℃近くまで上がったのですが、インフルエンザは発症後12〜24時間経たないと体内のウイルスの量によりウイルスが拾えない(検査に引っかからない)ので、受診は次の日の朝一にしようと考え、それまで赤ちゃんの様子を観察しながら看病をしました。
※後にインフルエンザA型と診断されました。
私は人の“自然治癒力”を信じていて、「発熱するには理由がある」と思っているので、自分にも子どもにも風邪の時に解熱剤は使わないのですが、今回のインフルエンザも赤ちゃんの様子を観察しながら薬は使わずに自然治癒力を発揮できるようにすることを大切にしました。
※昔お兄ちゃんが3度(4歳の時と9歳の時。9歳の時はA型とB型をコンプリートしました!笑)、私が1度インフルエンザになった時も薬は使わずに自力で治したという過去があります。
※病院で診察を受けています。
※もちろん赤ちゃんなので細かく様子を見守り、インフルエンザ脳症や肺炎などの合併症のリスクも考え、いつでも緊急時に対応できるようにはしていました。
きっと「子どもの治癒力を信じてできるなら薬に頼らずに完治させてあげたい」と思っている親御さんもたくさんいらっしゃると思いますが、
本当に治るのかな?悪化しないのかな?大丈夫なのかな?と心配が勝ってしまう方も多くいると思うので、今回は私の視点ですがインフルエンザに感染した赤ちゃんの自然治癒の様子をザッとですが書きたいと思います。
こんな1例もあるんだなと参考にしてください・・♪
〈インフルエンザ感染1日目〉
高熱の赤ちゃんは、フーフーと荒く息をしながら30分〜1時間眠っては起きて、泣いて、たまにおっぱいを飲んでの繰り返しで、寝ても覚めても抱っこじゃないと泣くという状態。
頭は熱いけど手足が冷たくて熱がまだ上がりきっていない感じなので、毛布で包んで抱っこをし続ける。
食欲はいつもとあまり変わらずにあり、便も普段と変わらず快便。
透明の鼻水が出る。
お昼になると食欲が落ちて殆ど食べない。胃を休めていよいよ本格的に全身でウイルスと闘っているのだと思い、無理には食べさせなかった。
その後も変わらずに30分〜1時間抱っこで眠っては起きて、泣いてを繰り返し、いつもはよく笑う赤ちゃんだけどこの日笑ったのは3回くらいだった。
夜になるに連れて段々と汗をかけるようになって冷たかった手足も温かくなり、夕食の時間には少々回復し、少し食べられるようになる。
夜は少し寝てを繰り返し、たまにビクッと体が動いてその都度本人もびっくりするようで泣いて起きる。授乳も頻繁。
※このビクッは痙攣ではなく脊髄で起きている原始反射なので問題ないものです。
〈インフルエンザ感染2日目〉
朝になって頭を触ると夜中よりはだいぶ下がったように思う。けれど検温すると38.9℃ある。
食欲はなく離乳食は食べずにミルクを少しだけ飲んで抱っこして眠る。(普段から母乳とミルクの混合です)
朝早くに成育医療センターの緊急外来へ行き、インフルエンザと診断される。
眠って起きて泣いてを繰り返した後は、お昼に軟便を大量に出す。
食欲は少し回復して段々と元気になって遊び出すようになる。
ランチ後には下痢をする。
その後は抱っこで眠って起きて、遊んでを繰り返す。
夜は頻繁に起きておっぱいを飲む。
※インフルエンザの時に高熱になる体のメカニズムは、体内に入り込んだウイルスが増えるのを防ぐ為だから(ウイルスは低温の方が増えやすい)、解熱剤を飲んで熱を無闇に下げてしまうと生体防御機能(自分の体を守る為の機能)の邪魔をしてしまうのですよね。
それと、侵入したウイルス(外敵)を食べてくれる白血球の活動が熱が上がることで活発になります。
ただ、高熱が続いて体力が無くなってしまったり、グッタリしていたら解熱剤が役立つと思うのでお医者様の指示に従ってくださいね。
ちなみに私は小児科医の先生から習った、「赤い熱は青信号(フーフーと赤い顔をして熱を出している様子)、青い熱は赤信号(青い顔をしてグッタリとしている様子)と覚えています!
〈インフルエンザ感染3日目〉
熱は下がったようで頭は冷えている。検温すると37.0℃。その代りに鼻詰まりが悪化して苦しそう。
食欲は戻っていつも以上に食べたがる。
その後は元気に遊び、3時間以上おんぶで午睡をする。
お昼の検温は36.8℃。
鼻水が透明から黄色に変わる。
※透明から黄色い鼻水になったのはウイルスの死骸(ウイルスと闘った後の白血球とか細胞)を出せている証拠♪
普段と変わらない食欲と遊ぶ力がある。伝い歩きもハイハイもよくして体を動かしている。
けれど鼻詰まりが辛い様子。夜は頻繁に起きておっぱいを飲んで眠るを繰り返す。
〈インフルエンザ感染4日目〉
夜中に頭を触ると熱い。また熱が上がったみたい。二峰性発熱かなと思い様子を見る。
朝検温すると39.2℃。
痰が絡むような咳が出始める。喉に付着しているウイルスを出している様子。
食欲はなし。軟便。
遊ぶ力がまた無くなってちょっとハイハイしては泣く。動きたい気持ちはあるけれど体が付いていかないという感じ。
夜は鼻詰まりと咳で起きる。まだまだ辛そう。
〈インフルエンザ感染5日目〉
朝熱は37.4℃に下がる。
咳と鼻詰まりが苦しそうだけど食欲が出てくる。
軟便からやや軟便に変わる。
夜は鼻詰まりと咳で起きる。昨日と同じ感じ。
〈インフルエンザ感染6日目〉
朝熱は37.8℃。また少し上がるけれど、遊ぶ元気が出てきた。
食欲もある。
夜は変わらずに鼻詰まりと咳で頻繁に起きる。
〈インフルエンザ感染7日目〉
朝熱は37.1℃。
元気にずっと遊ぶ力が出てきた。いつもと変わらずにハイハイとつかまり立ちができる。
食欲もあって軟便を大量にする。
鼻水と咳が落ち着いてくる。鼻水は透明になる(ウイルス出し切れた!)
夜も眠り続ける時間が増える。
〈インフルエンザ感染8日目〉
完全復活!インフルエンザになる前と同じ生活になり、元気にお外で遊ぶ。
完治。
と、約1週間をかけて赤ちゃんは回復し完治をしました!
私は主に日中は抱っこをし続け、夜中は鼻が通るように炎症を抑える効果がある母乳を絞って鼻に垂らしてみたり、鼻の周りをマッサージして鼻腔を広げてみたり、
咳が楽になるように背中を擦ったり、脱水状態にならないように授乳をしたりと試行錯誤をしながらお手当てをしました。
看病中は心配だし自分の時間はなくなるし、抱っこ抱っこと泣く子に対応するには心の余裕が必要だし、でも寝不足で体力はなくなる一方だし・・と私にとっても頑張りが必要な期間だったけれど、
(極めつけはパートナーも発症して赤ちゃんと一緒にダウン・・!私と小学5年生のお兄ちゃんは感染してただろうけれど発症しませんでした)
・赤ちゃんに気持ちを向けることができたこと(これをしなかったら万が一急変した時に後悔する!)
・もうすぐ1歳になる前にたくさん授乳ができたこと(添い乳が睡眠を妨げるとか、離乳食が進んだら授乳回数を減らすとか、いろいろと考えないで好きなだけ授乳ができた!)
・嫌っていう程に抱っこをして密着できたこと
なんかがとても嬉しくて幸せでした♪
赤ちゃんもとてもとても頑張った1週間でした。
人間の体の本質は「必要なことが起きる」です。だから赤ちゃんは「発熱する」という「必要なことを起こしていた」のですよね。
けれど、私は元々どうにでもなるわ!という楽観的なタイプではなく、心配な気持ちが芽生えて調べて最適な方法と最悪な場合を考えてから行動を起こすタイプなので、赤ちゃんが熱を出しながら「必要なことを起こしている」とは知っていても心配はしていました。
でも、やっぱり人の持つ自然治癒力を信じたかったし、信じていました。
大事な我が子のことなので、親は子どもにとって1番良いことをしてあげたいと思う気持ちがありますよね。だから、これは薬を否定する記事ではありません。(持病がある子は薬が役立ちます)
どんな対応をしても親から子への伝わる愛が1番の薬になると思っているので、もし我が子がインフルエンザに感染してしまった時は(インフルエンザじゃなくても)、ご自身の感覚を信じて適切な看病の方法をとってくださいね。
※普段元気でも、生後間もなかったり、ぐったりしていたり、いつもの熱の時とは様子が違うなどありましたら直ぐに受診してくださいね。私も容態の変化があった時の為にいつでも夜中でも緊急で受診する準備はしていました。
そして、親から子への「伝わる愛」が1番の薬です。
なので、子どもにたくさんの愛をあげれるように、大人同士で愛を与え合ったり、自分に愛を注ぐことを忘れずにしてくださいね。
最後に一目で分かるようにまとめを載せたいと思います。全ての子どもと看病する方がインフルエンザを上手く乗り越えられますように願っています。
まとめ
〈1日目〉高熱、38.5℃、透明の鼻水、食欲あり、普通便
↓
〈2日目〉高熱、38.9℃、透明の鼻水、食欲なし、下痢
〈3日目〉熱が下がる、37.0℃、鼻水が黄色くなる(ウイルスの死骸)、食欲なし、軟便
↓
〈4日目〉また高熱が出る、39.2℃、咳が出始める、食欲なし、軟便
↓
〈5日目〉微熱になる、37.4℃、咳と鼻詰まりが苦しそう、食欲あり、やや軟便
↓
〈6日目〉また少し上がる、37.8℃、咳と鼻水がよく出る、食欲あり、やや軟便、遊ぶ元気が出る
↓
〈7日目〉平熱、37.1℃、鼻水が透明になる、食欲あり、やや軟便、元気にずっと遊べるようになる
↓
〈8日目〉平熱、咳が落ち着く、食欲あり、やや軟便、お外で元気に遊ぶ
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