暑くもなく寒くもない、ちょうど良い天候に恵まれた週末に Pygmy Outdoor Lifestyle School FUTAKO TAMAGAWA(ピグミーアウトドア・ライフスタイル・スクール二子玉川) でファミリーイベントを開催し、川でガサガサ遊び(川で網を使ってガサガサと生き物を探すこと)と菜の花を摘んでワンバーナークッキングをしました。
今回遊んだ場所は、二子玉川界隈の多摩川と並行して流れている『野川』で、野川もたまに深い場所や流れの早いところがあるのでチェックが必要ですが、浅い場所では幼児もガサガサを楽しむことができます。
※ Pygmy School は多摩川河川敷の近くにあるのですが、多摩川の本流は流れが速かったり深い場所があったりして子どもが遊ぶのには危険なので、浅瀬で安全確保ができる場所以外は行かないようにしています。河川敷は広くて遊び場所としてオススメですが、川で遊ぶ際は皆様も場所を選び十分に気をつけてくださいね。
ガサガサは、網を持って川に入りガサガサと川の中を網で突くと生き物が入って捕れるという遊びなのですが、川の状態とやり方で捕れる生き物が変わります。
・ヌマエビは川の縁を足で突いて、驚いて出てきたところを網でガサガサと突くと捕れやすい
・ドジョウは泥の中に網を入れて泥をすくって、ガサガサと水の中で網を揺らし泥を落とすとその中にドジョウが入っていることがある
・小魚は勢い良く川の表面から網ですくうと捕れやすい
・鯉は何人かで追い込んで隅に追いやって網で捕る
※食したり飼わない場合は、生き物を傷つけないようにして速やかに川に返しています。
※必要以上に川の縁を足で突いたり、生き物を驚かせたりすると生態系が崩れたり自然を傷つけてしまうので無闇にはしないようにしています。
ヌマエビは比較的簡単で、今回も幼児や慣れていない大人でも捕ることができました。
大人になってから川に入って生き物を探すという機会は、川遊びが趣味や仕事じゃなければ皆無だと思うのですが、子どもがいるとこうやって「連れられて大人も体験することになる」というのが本当にいいなと思います。
普段大人の頭の中は仕事や生活や1日の段取りや未来のことなどでいっぱいで、休日であってもいろんなことを考えているという方も多くいらっしゃると思いますが、考えることは素晴らしいし私も好きだけれど、
たまに頭の中を空っぽにして頭を休めたり、過去や未来を思ってする思考ではなく、「今」しかできない「感じる」ことをして体を喜ばせたりすると、
思う以上に「私」という人物が喜び、元気になったり、その後のパフォーマンスに繋がったり、良いアイディアが浮かんだり、心が安定したりするので、
思考を停止させ、感覚を優位に立たせることのできる「自然体験(遊び)」を、子どもがいることによってする必要性が芽生え、たくさんの大人たちができるといいなと思っています。
自然や生き物が好きだったり、「今、したいの!」と未来ではなく今を大事にする「子ども」という存在は、いつでも大人に“今を生きることの喜び”を教えてくれているのだと思います。
実際に冷たい川に入れば「つめたーーい!」と先ず感覚が優位に立つし、菜の花を摘んで食べれば「にがーーい!」とか(笑)「おいしーーい!」とか、五感が動くので、
子どもに連れられてとにかく「してみること」を大人がしてほしいなと思います。
だからこそ、先ずはハードルを下げて自然遊びを気軽に気楽にしていきましょう♪
ガサガサに必要な道具は
第一に、着替えと替えの靴です。
夏場なら濡れても直ぐに乾いてしまうので問題ないのですが、今の季節(春先)は川の水は冷たく夕方になると気温も下がるので着替えがあると安心です。また、着替えがあれば「濡れてもいいよ」「やってごらん」と行動を促すことができます。
※タオルは動き回る子だと自然に乾いてしまうので必要はないけれど、動きの少ないよちよち歩きの子はあると良いです。
※遊ぶ時の靴は、ビーチサンダルなどのカカトがないものだと歩きにくいし、サンダルが流されてしまう可能性があるので、必ずカカトのあるものを履いてください。KEENのサンダル・シューズは靴底がしっかりとしていて水陸両用で遊べるのでオススメです。
次により川遊びを楽しむ為には、網とバケツです。
網は「ガサガサ」と揺らしたり突いたりするので丈夫なものが良いです。
※1、2歳の子は丈夫さよりも持ちやすい小さな網があると遊びやすいです。
ガサガサに慣れてきたら、あると良いのは、携帯用のエアーポンプと携帯用の図鑑です。
エアーポンプはバケツに入れて捕った生き物に酸素を送ることで、長時間生き物が元気なままでいられます。図鑑はその場で調べてみるとより生き物への理解が深まり面白いです。
いろいろ揃えようと思うとハードルが高くなって腰が重くなってしまいがちなので、「着替えと替えの靴」を持って一先ず川遊びをしてみてくださいね。経験をすると自分たちには何が必要なのかが見えてきます!
(大人は長靴で行き来するのであれば準備するものは特にありません。)
さて、大人も子どももガサガサを楽しんだ後は、菜の花を摘んでクッキングをしました。
菜の花は水道で洗って、ワンバーナーでお湯を沸かし茹でました。
菜の花に塩や醤油で味付けをして食べてもいいし、子ども用にツナやマヨネーズで和えて苦味を抑えてもいいですね。ちなみに私はお醤油と亜麻仁油を少々垂らして食べるのが好きです。
今回はイベントということで、他の具材も用意しパンに挟んでホットサンドイッチを作りました。
ホットサンドイッチはワンバーナーとホットサンドイッチのクッカーがあればできるので、アウトドア・クッキングを簡単に楽しむことができます。具は旬のものを入れるとより季節を楽しむことができるのでオススメです。ホットサンドイッチのクッカーは食材を炒めることもできフライパンとしても活躍しますよ〜。
アウトドア・クッキングにご興味がある方は、ホットサンドイッチ作りから始めてみてはいかがでしょうか。
※公園の場合は火を使ってはいけない場所もあるので事前に確認してくださいね。
「今」を生きる子どもに付き合えば、もれなく大人も今を楽しむことができ、今を楽しむことができるということは、人生そのものを楽しむことと同じだから、是非!“子どもに連れられてみて”アウトドア・ライフスタイルを楽しんでくださいね。
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