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かかる時間は


「その子に必要な」時間の長さ。


大人が決めるのは


「その人に」必要な時間の長さ。


周りと比較して決めるのは


“一般的”という


本当は存在しない時間の長さ。


その子の育ちに必要な時間は


その子にしかわからない。


だから


かかるだけ時間をかけよう。


それが「その子に合った」育ち方。


それが“その子の正解”なんだ。


入学や入園は


環境が変わるということだから


慣れるまで時間が必要な子もいる。


かかる時間はその子が決めるから


大人ができることは


そっとその時を待つこと。


本当は泣いても


嫌がっても


行きたくないと言ってもいいんだけれど


大人の都合もあるものだから


子どもが泣いた時には


そのままの気持ちを受け止めてあげてから


堂々と背中を押してあげよう。


そして帰ってきたら


思う存分くっつこう。


「一緒に」がんばっていけばいいんだよ。


不安なのは大人も同じ。


共に泣いて


共に笑って


今という時を共に味わったら


その時間はやがて


思い出という心の豊かさになる。


いっぱい泣く子は


たくさんのギフトをくれる


素敵な子なんだよ。






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