枯れた大地が緑色になって、色とりどりの可愛らしい花々が咲く春。
見るものすべてが初めてで、触っては存在を確認して、五感を研ぎ澄ませて「感覚ですべてをキャッチする時期」の1歳2ヶ月の子は、今日も興味の赴くままに地球と遊んでいます。
そんな多摩川河川敷に咲く花や草たちを Pygmy Outdoor Lifestyle School FUTAKO TAMAGAWA(ピグミーアウトドア・ライフスタイル・スクール二子玉川) の子どもたちと摘んでアウトドア・クッキングをして食べました♪
食べられる草花を図鑑やネットなどで詳しく調べ
※草花の中には毒があるものもあるので、詳しく調べることや実際に食べたことがある人に聞いたりすることが重要です。
子どもたちと「これ食べられるんじゃない?」「これナズナだよね」「ハルジオン、食べてみる?」などとワイワイ話しながら摘みました。
この日採れた野草は
・ノビル・ノビルの葉・ヒメオドリコソウ・ナズナ・ハルジオン・ハマダイコンの根と花と葉・カラスノエンドウの実(豆)
です。カラスノエンドウの花だけはアブラムシがたくさん付いていたのでアブラムシにあげることにしました。無数のアブラムシが引っ付いていたのできっと美味しいんでしょうネ。(3月だとまだ虫が付かないので食べごろは3月のようです!)
この野草を、薄力粉と水を1:1で混ぜた衣に付けて米油でサッと揚げてアウトドア・クッキングをしました。
どんっ!出来上がり♪
ちょうど桜がキレイな季節だったので、野草チップスでお花見を楽しみました。
いつも目にはしているけれど、初めて食べる野草たちはいったいどんな味なのでしょうか。1種類ずつ「せーの!」で口に入れて全員で味わってみることにしました。
味の結果は・・・・・
・ノビルはユリ科ネギ属と言うだけあって玉ねぎの味!
・ノビルの葉はほんのりネギっぽくて、私はこれが1番好きでした
・ヒメオドリコソウは・・・・・全員一致でうーーん、草の味。。美味しくなーーい(笑)
・ナズナは見た目が可愛いいし食べやすい味
・ハルジオンは正に春菊の味!大人に人気でした♪
・ハマダイコンの根は生だと辛くて食べられないけれど、揚げたら美味しかったです。花と葉も美味しい!
・カラスノエンドウの実(豆)は1番子どもに人気でした♪
まあ、よっぽど美味だったらたくさん生産されて野菜として市場で売られているわけなので(笑)
ノビルなんかは好まれて食べる方も多いと思いますが、野草はお腹いっぱいに食べるというよりは、季節を楽しむという味わい方がいいなと思いました。
子どもたちも「せーの!」と言いながら楽しそうに全種類を食べていました。野菜が苦手な子もこの楽しさには勝てなかったようです(笑)
本当、「楽しさ」は子どもの好奇心を引き出し原動力となりますね。
でも、本当は大人も今でも好奇心の塊なのですよね。効率の良さや事に対しての必要性の高さなどですること、しないことを決めがちになるけれど、
元々子どもな私たちも、その思考を取っ払ったら今でも未知なることへの興味に心が疼くのだと思います。
私も“好奇心そのもの”の子どもたちといると、自分の中にある「やってみたい」という気持ちがたくさん湧いてきます。
野草チップス作りは、そんな子どもと大人の好奇心の表れから始まりました♪
そして、食べるものはお店で買えるけれど、「ワザワザやってみる」ことで、頭での理解をすっ飛ばしてたのしーー!おいしーー!と心が喜びだすので、是非皆様も野草チップス作りをお子さんとして暮らしを楽しんでくださいね。
さて、5月は多摩川河川敷では笹のタケノコが美味しい季節です。皮付きのまま焚き火で焼いて中身を取り出すと香ばしく美味しいタケノコを食べることができます。
それと、シロツメクサが辺り一面に咲きその蜜を吸いにミツバチたちが集まる季節になるので、Pygmy School でははちみつはどうやってできるのかを知る体験をしに出掛ける予定です♪
また体験したらお伝えしますね。楽しみに待っていてくださいネ。
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